はじめに
序 章 医療場面における患者接遇………………………………1
第1章 患者接遇の基本的考え方………………………………5
1 患者接遇とはなにか(定義)
2 患者接遇の対象
3 接遇の意義:患者さんの声を受けとめよう
4 接遇が重要視されるようになった背景
5 患者接遇の特色
対等な信頼関係/診療契約の意味/情報を守ること/患者さんによる選択と決定/
プロセスを通して築かれる信頼関係/良い接遇に欠かせない能力
第2章 患者の心理と接遇……………………………………………19
1 「専門家」と「病にかかった人」の間にある溝
2 患者さんの心理
第3章 医事課における患者接遇サービス…………………………31
1 病院の中の医事課
2 患者接遇サービスとは
患者応対への心構え/病院機能に関する表示/患者さんの意見収集の工夫/患者さん
のプライバシーの保護と患者さんの権利/外観・アメニティ
3 医事課窓口の役割と応対
病院での話し方/感じのいい話し方の原則/外来窓口業務/入院窓口業務
4 電話応対
5 実践上の注意したいポイント30
第4章 看護場面における接遇………………………………………67
1 看護における接遇とは
看護者にとっての接遇の必要性/接遇の対象者の把握/接遇が必要とされる看護場面と内容
2 今後の医療における看護の位置付けと接遇
3 看護者が実践する接遇とは
第5章 医師部門での患者接遇-インフォームド・コンセントの実施と手順-……………103
1 ICの概念とその背景
ICの概念/医師と患者の信頼関係の変化/医師の説明を患者さん・家族はどの程度理解
しているのか
2 ICの実施とすすめ方
3 癌診療におけるIC
癌を取り巻く一般社会の現況/癌の告知の際,考慮すべき状況/医師と患者さんの家族との
良好な人間関係/IC担当医に求められる条件/ICの実施内容と進め方,話し方/各臓器癌に
おけるICに必要なデータとすすめ方/癌終末期でのIC
終 章 患者に選ばれる病院は接遇から………………………………139
参考文献
索引
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