電子カルテの診療記録──経過・指示記録,入院診療計画,退院時サマリー,チーム医療記録,検査・処置記録,薬剤記録,リハビリ記録,褥瘡記録,診療情報提供書,退院療養計画書,死亡診断書など──を整備して医療の質の可視化と向上を図る方法論とノウハウ,外部監査(適時調査,指導・監査,第三者機能評価)をクリアする実践的スキルを明快に解説した電子カルテ対応の唯一の診療記録監査の手引きです。

★ 全頁フルカラーの見やすいレイアウトで,電子カルテの様式・記載例,各記録のチェックシートを個々に示し,実践的に解説しています。

★ 適時調査,指導・監査,第三者機能評価における要チェックポイントを具体的に示し,改善点をわかりやすく解説しています。

【主要目次】
 はじめに
序章 本書の特徴と使い方
 
第1章 診療記録監査に関する用語の定義
1.診療に関する諸記録等
2.監査に関する用語
 
第2章 診療記録の要件
1.診療記録の要件
2.電子カルテの要件
 
第3章 診療記録監査
1.診療記録監査とは
2.監査の目的
3.監査の意義 など
 
第4章 実施要領
1.監査プロジェクトメンバーの編成
2.監査対象症例の選定
3.監査する診療記録の量 など
 
第5章 診療記録監査点検表作成・改訂の経緯
1.監査点検表
2.予備監査
3.監査点検表修正案を収集 など
 
第6章 診療記録監査点検表
 
第7章 評価項目の解説
1.入院診療計画書
2.経過記録:医師
3.経過記録:看護師 など
 
第8章 データ収集
1.データ入力
2.データ収集
3.統計データ
 
第9章 監査結果報告と改善
1.新入職員オリエンテーションにおける診療記録記載方法と監査の紹介
2.医師への依頼内容
3.診療記録監査
4.事例紹介
 
第10章 改善事例
1.統計データ
2.運用変更-1 悪性腫瘍特異物質治療管理料算定に必要な記録の記載率
3.運用変更-2 入院診療計画書
 
あとがき
 
参考資料