勤務医を経て開業した著者は,雑多な仕事に追われて疲弊したところから一念発起,自らの「働き方改革」をスタートさせました。本書には,著者が10年間の試行錯誤で培ってきた貴重な“経験知”としての「28のメソッド」が網羅されています。

 

勤務医はもちろん,開業医の場合は医療のほかに経営や庶務的業務も加わり,時間はいくらあっても足りないくらいです。著者にとって,その雑多な業務見直しの秘訣の一つが「バケツの中の小石」──バケツの中により多くの石を詰めるには,大きな石から詰めるのか,小さな石から詰めるのか,という話です。
 
また,ワーク・ライフ・バランスから一歩踏み込み,ワークorライフの二者択一ではない「ワーク・ライフ・インテグレーション(統合)」──仕事とプライベートをともに正のスパイラルで充実させる方策を確立。家族との時間を優先しつつ,日々の診療とともに7つのクリニックを経営し,さらにトライアスロンや書籍執筆にも挑戦するという驚異のタイムマネジメント術を実践。
 
「働き方」と「時間の使い方」を最適化するマネジメントの参考書となっています。